亡くなった当日、
お葬式についてまだぼんやりとしかかんがえてなかったので看護師さんとケアマネに聞くと
あまり知らないと言われた。
在宅のドクターが来たので葬儀屋さんの名刺をもらい電話をした。
なんとも昭和な感じのタメ語のおじさんがでて
感じよくなかったけどもしかしたら
ざっくりな金額で安いかもと思い話をした。
「お金ないので一番安い火葬だけの
直葬にしたい」
と直球で言ったら
「うちはやめたほうがいい」と言われて
やるとしたらと試しに問うたら
「40万円」と言われた。
火葬だけなのに高いような気がした。
二件目に
郵便受けによく入ってるチラシの葬儀屋に怪しいかなと思ったが電話をしてみた。
建設的な対応で安くしたいならといろいろ
考えてくれるところであった。
15-20万と言われた。
火葬場が混んでると思うし
暑いし早く予約して
早くドライアイスをしたいと言われて焦った。
亡くなったその日に葬儀対応しないとならないのか、もっと早くから考えていれば良かった。
市役所にもおすすめを聞いてみたが
葬儀屋に問い合わせと言われて
何もわからないようだった。
三件目はネットで調べて安そうなところ、そこでも20万くらいと言われた。
どこの火葬場がいつ取れるかで
ドライアイス代や安置所の日数が変わるので
多少お金は変わってしまうのはしょうがなかった。
とりあえず2件目のところに決定し
連絡して1時間後に説明に来てくれた。
どんな人が来るか不安だったけど
すごく丁寧な感じの良い人でホッとした。
コロナから葬儀事情が変わったのか
今は2日間お通夜とお葬式をするのは
全体の2割、1日式が5割、
火葬だけの直葬は3割とのことであった。
費用は昔は300万〜400万とかだったらしいが
いまは100万〜200万が相場のようだ。
それでお墓もと考えれば死ぬのはお金がかかるとなる。
今後使うお金のこととかを考えて
その家族にあったお葬式にしましょうと
説明をしてくれた。
葬儀屋さんのスマホで火葬場の予約がキャセル出て5日後で取れた。
それまでのドライアイス代がかかるようだ。
オプションは棺にみんなで入れるお花と花束だけにした。
死化粧は6万くらいするのでなしにした。
化粧を頼まないなら綿(わた)を顔周りに女性だからどうかと言われたが断った。
火葬の際のお供えご飯とお団子6600円断った。
守り刀6600円と棺掛け16500円断った。
遺影も断ってしまった。
お坊さんも呼ばない戒名も位牌もなし
とりあえず亡くなるまでのお手伝い家族でしたと思うからお金ないのもあるけど
シンプルなお別れでいいのかなと思った。
オプションの説明を葬儀屋の方にしてもらい
お断りをするたびにこちらが
「すみません」といい
そのたびに葬儀屋さんが
「謝らないでください」と言っていた。
遺族は精神が悲しみでいっぱいで
元気ではなく傷つきやすいから
優しい方で本当に安心した。
家の畳部屋に2日間ドライアイスをして冷房を18℃にしてさっちゃんを安置した。
だけど、寒すぎてあまり中に入れなかった。
ジャンパーを着たり布団に入ったりしながら
なんとか近くに行き
最後の時間を家族それぞれが過ごした。
その後3日間は火葬式まで葬儀屋さんの安置所に行ってもらった。
お葬式当日は14人集まった。
さっちゃんの妹夫婦や姪の7人。
なんと兄夫婦とその息子二人も連絡なしではあったが来てくれた。
数年ぶりの再会だろうか。
ショートメール、電話、返信ないので手紙も書いてはいたが驚いた。
来たことはよかった。
さっちゃんがずっと会いたかったし絶対喜んでいる。
来るのであればもう少し早ければ生きている時に会えたのにとは思った。
旦那は気が狂うかと思ったが
「来てくれてありがとう」と言っていた。
私は手紙は出したものの混乱した。
旦那が兄に話を聞くと
「本当に死ぬと思わなかった。
会うのが怖かった」
とか言っていた。
これは正直な気持ちなのだろうか、
心配して会いたいと思わないのが理解できなかった。
そもそも返信がないのでよくわからない。
兄と旦那が近況など話したようだが
本当かわからないが
副業で土方で働いているとかで
お金がない様子だ。
そして兄は「葬儀代全額払う」
とか意味わからないことを言っていたようだ。
参列しているさっちゃんの妹に借りている8万円を先に返して欲しいと思った。
兄は体調悪いとか言っていて
さっちゃんに会っても無言で
親戚ともあまり目を合わさずささっと帰ってはしまった。
しかし兄の息子(高1)は
「会うのが遅くなってしまいすみません。
会いたかった」
と私たちとさっちゃんに直接言っていた。
心ある子であったことが幸いだった。
私と娘で行った死化粧(ファンデーションと口紅のみ)はそこまで崩れていなかった。
口紅は少し乾いて薄くなっていたけど
さっちゃんは肌艶の良いきれいな顔だった。
心臓は止まっても
大脳はまだ生きているかもしれないと
言われているから火葬されるまで
耳は最後まで聞こえるという。
さっちゃんは最後に何を感じたのだろうか。
帰りは
私たち家族4人だけでお昼にそばを食べた。
江戸前蕎麦の濃さが体に染み入る。
家に帰ってから体が重くて
2時間くらい寝てしまった。


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