息子とバイオリン 20240430

子育て

息子は4歳のころからバイオリンを習っている。

あと数ヶ月で14才だから
9年間毎日バイオリンを弾いている。

きっかけは
だんなが間近でバイオリン演奏を聴く機会があり
息子にゴリ押しで習うことを勧めた。

最初スズキ・メソードのおじいさんの体験教室に行ってみたが
まだバイオリンに向き合う状況じゃないと断られた。

しかし他の教室に行ったら
「毎日10分でもいいから歯を磨く感じで
毎日の生活の一部として
とりあえず練習しましょう」
と言われ9年間続けている。

はじめは音を安定して
鳴らすことすらできない。

フォームや音について
かわいそうなくらい細かく言われていた。

私がレッスンを一緒に受けて
それを聞いて私が家で先生となって教える。

私はバイオリンを弾けない。

息子も私を
バイオリン弾けない人だと思っているし
説得力がない。

とりあえず右往左往しながら
家で私が教えることを6年くらいしていた。

自分もレッスンを受けていたから
初めはバイオリンを練習していたが
すぐに挫折してしまった。

そして楽器やレッスンにお金もかかる。
弦がギターの数倍で弓の毛替えも
半年ほどでしなければいけないらしい。

バイオリンの大きさも変わるので
いま6個目だけどすべて中古の売り買いをしてる。
なんとかやりくりして
いま手元には1台しかない。

バイオリンの先生は
私より10歳下の女性で
とにかく幼少時代からバイオリン一筋で
友達もあまりいなかったらしい。

時間さえあればバイオリンを上手くなりたい
きれいな音色をひきたい一心で
まい進してきたような人だった。

私はあまり触れ合ったことがない
タイプの人であった。

バイオリンの先生は
校長先生の話に出てくる
藤井聡太や大谷のような
偉人に近い頑張って勝ち取った人だと思った。

校長先生にはできれば
偉人はひかえめで
生きてるだけでよいみたいな
寛容さとチンケな話をお願いしたくなる。

話は戻り

バイオリンを弾いている人
というだけで
高貴な妄想が働く。

旦那は先生がイオンに行ったという話だけで、
信じられないと言っていた。

でも先生は案外気さくな人だった。
クラシックしてる女の方々、
外見優雅だが中身男前が多い気がする。

いつも一生懸命に教えてくれて
それが伝わるから
毎回涙が出そうになる。

そして先生の熱意というものを
間近で感じることは
すごく勉強になった。

息子は元々バイオリンを弾きたいという
気持ちがそんなにないまま
先生のなんとなくの威圧と褒めで
思ったより早く上達した。

レッスンは週に一回なんとなく注意され
少し褒められたりして
手応えをそこまで感じることなく終わる。
だがそれが積み重なると気がつくと前に進んでいる。

息子の場合スタートがよくて
年長の頃バイオリンの成長が早かったので
先生にもこのペースで行けば
何年生にはこの難曲ができるとか
音大に行けるとか言われていた。

でも小学校2年生あたりから、
元々練習はたくさんしないのが
さらになんとかこなすだけになり
苦しそうではあった。

とにかく難しいし辞めたいといっていた。
しかし本当に辞めたいかきくと
うーんと悩んでしまってたがなんとか続けていた。

後から始めた同級生が
めきめき成長していたり

他の子の技巧的な発表を聞いたりで

すっかり自分自身はそんなに上手じゃない
という意識が芽生えてしまった。

やる気のあること比べると
一般的にきれいだとされる音色では
追い越されてしまっていたのは
明らかであった。

そんな感じでバイオリンの先生も、
期待感はほどほどになっていった。

けれども
バイオリンの発表会は毎年2回必ず出ていた。

毎日少し練習してるってことが
自分の自信にはなっているようで
続けていた。

そして最近は
ゲームミュージックを演奏したりするが
バッハも練習したりする。
4月の発表会では
パガニーニのカンタービレを
ギター伴奏してもらい演奏した。
音色も変わっていった。

バイオリンの気高い荒波に飲み込まれずに
生き切り
新しいの風景が広がってきたかもしれない。

そしていまは
バイオリンとおともだちになれたのかなあと思う。

無理やり習わせてしまったのではないかと言う思いがあった。
だけど
脳の本によるとクラシックはとても難しいからかなり脳に良いらしく
習っといて良かった。

だから子供に少しきつめのことをさせるのも良いことなのかなと、様子見ながらその子それぞれだけれどもそう思った。

ついこないだ見ていた
ドラえもんのひみつ道具に「メモリーローン」というのがあって
自分の思い出を預ける代わりにお金をかりられるという。

バイオリンと息子との思い出はお家買えるくらいお金もらっても売りたくない。

そして私は嫌な思い出もなんだか忘れたくはない。

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