仕事から帰るとさっちゃんがふて寝していた。
娘が耳かしてと言ってきて
「パパとおばあちゃんけんかした」
と言った。まあよくあることだ。
最近は少なくなってきてるが大きな悶着があったようだ。
原因は旦那が夕方買い物にでかけて
帰ってきたら
さっちゃんが洗濯機を回していたとのことだ。
やらせればいいじゃんと思われることなのだが
少ない洗濯物しか無いのに洗濯するは
1円が落ちてりゃ拾うタイプの旦那にはありえない行為のようだ。
洗濯は高齢者が好きでできる家事ランキング1位と思う。
さっちゃんは気がつくと
ピンチハンガーに洗濯したものではない洋服をはさみだすので
こちらもわけわからなくなるけど
すごく洗濯ばさみ欲が強いのだ。
近所の一人暮らしのおばあちゃんも洗濯物少なそうだが毎日してる。
彼女は腰が曲がってるけど
手押し車に乗っかったような状態で
1日何回も散歩しまくるワイルドさを持っている。
さっちゃんは私に
暇さえあれば洗濯どうする?と
話してくる。
あとさっちゃんは
最近全自動の洗濯機のボタン押すを覚えたので
回ってるときに他のボタン押したり蓋を開けたりする。
前に私のお気に入りの高いセーターを洗濯機の上に仮置きしてたら
洗濯ネットに勝手に入れ洗われて発狂した。
覚えたら自分担当だと思って夜中に起きて洗濯機を回し始めたりするのだ。
寝て起きると夜でも朝だとだいたい思ってる。
とりあえず干すことが担当としましょうと何度も約束しているのだ。
留守番の時パンをオーブンで真っ黒焦げにして火事になりかけてオーブンレンジが壊れてしまったりもあった。
しかし忘れた頃にふとなにかしたい、昔していたということを思い出すのだろう。
もうしないかなとこちらが思って油断してるとする。
旦那に聞くとみんなに迷惑かからないように
自分の分だけした
とさっちゃんが言っていたようだ。
まあなんやかんや話すと
「私もできること何かしたい」
とのことだった。
まあそうだろうなと思う。
自分一人で考えたことを行動したいんだと思う。
さっちゃんは歩行困難だけど
美容師50年以上やってきてるから
毎日はさみチョキチョキしてたから
体重30キロだけど
年取っても私なんかよりごつい手をしていて
手の力はあるのだ。
認知症初期から一人暮らししてた時も
ボルダリングのように何かを捕まえ、
掴まり階段を登ったり
部屋を渡り歩いていたサバイバーなのだ。
少し危ないけど生を感じることしたいというのは戦争体験した人なら強いかもしれない。
こちらが用意したお菓子を食べずどっかから見つけてきたっていうお菓子食べだす。
普段は私なんか余りもんでいいよと言ってる。
やっぱり人間の本能として人から言われたことではなくて自分で決めた好きなことしたいってのがあるんだろう。
赤ちゃんも
peopleのやりたい放題(赤ちゃんの好きなもの集めた玩具)とかおもちゃ差し出しても
人が持ってるものをやりたがり、
行っちゃいけないところに行きたがる。
できることを最大限好きなようにさせてあげたいとは思うけれども
みんなでせせこましく暮らしをしている。
近くにいるから
私の勝手な思いなのかもしれないが
安全に暮らして
生きてほしい。
高齢者施設より家だと自由度はあるとは思う。
でも
私が自然とお世話することが
完璧に良いことであるのか。
安全優先で規制してしまうことが
不自然なことなのではないか
どこまでするかわからん
と思う時がけっこうある。
ごはんを誰かに作ってもらったり
布団を他人に敷いてもらう。
これは幸せだとは思う。
と思いながらなんとかかんとか日々を生きる。
さっちゃんはふて寝後、今日旦那と子供たちが行ったもり豊うどんで買ってきた天ぷら3つ食べていた。


コメント