涙のカレーライス 20250201

食べ物
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お家から歩いて3分くらいのところにある
ラーメン屋さんが9年ぶりに再開すると
店の前に張り紙がしてあった。

土曜日だけ営業、なんとメニューは
カレーライスの一品だった。

よく家族で通っていた時は
小ざっぱりとした奥さんが
「鶏油かラー油どちらにしますか?」
と聞いていたのが記憶にある。

30分くらい外に並んで、
店内で30分くらい食事が出るのを待って、
30分くらいで食べ終わる。
近場だけどランチに1時間半かかっていた。

子供が赤ちゃんの頃に、一緒に行って
毎回美味しいラーメンを嬉しくいただいていた。

現在は店主が脳梗塞になったらしく
突然休業してお店はそのままある状態だった。

数年前に奥さんに聞くと
旦那さんは回復はしてきているが
お店を始めるのまでには
どれくらいかかるか分からないと言われていた。

猛暑の夏に車椅子に乗った旦那さんを
必死に押している奥さんの姿を駅前で見かけていた。

奥さんは見かけるので
ちょこちょこ話をしていた。

リハビリにけっこう遠くまで行ったり
自身の親の介護で東京に行ったりしてるとのことだ。


「ほんと人生つらいわー」と明るく言っていた。

そんな中でカレーでお店を開きたいとのことだった。

なんとなくお店をすることで旦那さんも元気になるかなと思ったんだと思う。

米不足などで開くのは少し時間がかかったとのことだ。

2月1日のお昼に家族四人でカレーライスを食べに行った。

娘は当時2歳だったのに記憶があるようで「美味しかったよね、あそこの醤油ラーメン」
と言っていた。

旦那は「死んだ人が生き返ったみたい」と言っていた。

お店は思った以上に混んでいて
来る人来る人が話しかけているので
忙しそうだった。
外で30分、中で30分、食べるのに30分と
1時間半かかり、ラーメンの時と同じだった。

旦那さんはカレーを混ぜていた。
奥さんが主に動いていて
お客さんも手伝っていた。

奥さんは
「張り紙の告知だけなのに
思った以上に混んでて焦ってる」
と言っていた。

この場所であのラーメンまた食べたいなという気持ちがなくもないけど

二人が煮込んだカレーライスは
後からじわじわと染み出てくる優しい
カレーライスだった。

2日後に
旦那がsnsみてて
「うどん巡りいいなー」と言ってて
私が
「あのカレーライス食べたからいいじゃん」
と言ったら

「ああ、そうだね、
あのカレーライス食べられたんだもんね」
と言っていた。

なんかいい、
考えると涙がでてくるカレーライスだった。

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